よっしー
こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、アベイラビリティーゾーンについて解説しています。
背景
アベイラビリティーゾーンについて調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。
アベイラビリティーゾーンとは
AWSにおけるアベイラビリティーゾーン(Availability Zone: AZ)とは、AWS が提供するデータセンターの集合体のことで、以下の特徴があります。
1. 物理的な独立性
- 異なるAZは、別個の物理的なデータセンターとなっており、完全に独立しています。
- 一つのAZで障害が発生しても、他のAZには影響がありません。
2. 低レイテンシー、高冗長なネットワーク接続
- 同一リージョン内のAZは、高速で冗長性の高いネットワーク経路で接続されています。
- AZをまたいでの通信は低レイテンシーで行えます。
3. 地理的な分散
- 同一リージョン内のAZは、物理的に十分離れた場所(数マイル~数十マイル)に位置しています。
- 一つのAZに局所的な障害があっても、他AZのサービスは継続されます。
4. 可用性の高いサービス
- AWSのほとんどのサービスはマルチAZで冗長化されており、高可用性を実現しています。
- リージョンあたり通常2~6個のAZが用意されています。
AZを利用するメリットは主に以下の3点です。
- 高い可用性 – マルチAZで冗長化することで高可用性を実現できます。
- 障害の分離 – AZが障害で影響を受けても、他のAZのサービスは継続されます。
- パフォーマンスの最適化 – 同一リージョン内のAZでは低レイテンシーで接続できます。
AZを活用することで、障害に強く可用性の高いシステムを構築できます。データレプリケーションやロードバランサーのマルチAZ対応、マルチAZのデータベースデプロイなどで活用されています。
VPC、サブネット、アベイラビリティーゾーン(AZ)の関係
AWS におけるVPC、サブネット、アベイラビリティーゾーン(AZ)の関係について説明します。
VPC
- VPCは仮想プライベートクラウドで、AWS リソースを配置する論理的に分離されたネットワーク空間です。
- 1つのVPCは単一のAWSリージョンに存在します。
サブネット
- サブネットはVPC内に作成されるIPアドレス範囲で、さらに細かく分割されたネットワークの単位です。
- サブネットはアベイラビリティーゾーン(AZ)に関連付けられます。つまり、各サブネットは特定のAZに存在します。
アベイラビリティーゾーン(AZ)
- AZはAWSがリージョン内に配置した物理的に独立した複数のデータセンターの集合です。
- 同じリージョン内の異なるAZにはレイテンシーの低い冗長ネットワーク接続があります。
- 1つのリージョン内に通常2~6個のAZが存在します。
これらの関係は以下のようになります。
- VPCはリージョンレベルのネットワーク空間です。
- VPC内にサブネットが作成されます。
- 各サブネットは特定のAZ(物理データセンター)に関連付けられています。
- 異なるAZにサブネットを配置することで、高可用性を実現できます。
例えば、us-east-1リージョンにVPCを作成し、その中にus-east-1aとus-east-1bの2つのAZにサブネットを配置することができます。この構成では、障害発生時にも片方のAZのサブネットとリソースが稼働し続けることが可能です。
このようにVPC、サブネット、AZを適切に組み合わせることで、AWSクラウド内に高可用性かつセキュアなネットワークを構築することができます。
おわりに
今日は、 アベイラビリティーゾーンについて解説しました。
よっしー
何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)
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