よっしー
こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、SvelteKitでのパッケージングについて解説しています。
背景
SvelteKitでのパッケージングについて調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。
パッケージの公開(Publishing)
基本的な公開方法
npm publish
公開前の確認事項
- package.jsonの確認
- バージョン番号が適切に更新されているか
- 必要なファイルが
files
フィールドに含まれているか exports
の設定が正しいか
- ビルドの確認
svelte-package
でビルドが正常に完了しているか- 生成されたファイルが
dist
(または指定した出力ディレクトリ)に存在するか
- npmへのログイン確認
npm login # まだログインしていない場合
推奨される公開手順
- ビルドの実行
npm run build # または svelte-package
- パッケージの内容確認
npm pack # パッケージの内容を確認するためにローカルでパッケージを作成
- 公開の実行
npm publish
公開オプション
- タグ付き公開
npm publish --tag beta # betaタグでの公開
- アクセス制限
npm publish --access public # パブリックパッケージとして公開
npm publish --access restricted # プライベートパッケージとして公開
バージョニングのベストプラクティス
- セマンティックバージョニング
npm version patch # パッチバージョンの更新 (バグ修正)
npm version minor # マイナーバージョンの更新 (新機能追加)
npm version major # メジャーバージョンの更新 (破壊的変更)
- プレリリースバージョン
npm version prerelease # プレリリースバージョンの更新
公開後の確認
- パッケージの確認
- npmjs.comでパッケージページを確認
- パッケージの内容が正しく表示されているか
- READMEが正しく表示されているか
- インストールテスト
npm install your-package # 別のプロジェクトでインストールテスト
重要な注意点
- バージョン管理
- 適切なバージョン番号の使用
- 破壊的変更の際は必ずメジャーバージョンを更新
- ドキュメント
- READMEの更新
- CHANGELOGの更新(推奨)
- テスト
- 公開前の十分なテスト
- 異なる環境での動作確認
- セキュリティ
- 機密情報が含まれていないことの確認
- 依存関係のセキュリティチェック
トラブルシューティング
よくある問題と解決策:
- 権限エラー
npm whoami # 現在のユーザーを確認
npm login # 必要に応じて再ログイン
- バージョン競合
npm view your-package versions # 既存バージョンの確認
- パッケージ内容の問題
npm pack # 内容確認
このプロセスに従うことで、安全で確実なパッケージの公開が可能になります。
おわりに
今日は、 SvelteKitでのパッケージングについて解説しました。
よっしー
何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)
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