Svelte入門:リファレンス @sveltejs/kit -Vol.15-

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Svelte入門:リファレンス @sveltejs/kit -Vol.15- 用語解説
Svelte入門:リファレンス @sveltejs/kit -Vol.15-
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よっしー
よっしー

こんにちは。よっしーです(^^)

今日は、SvelteKitのリファレンスについて解説しています。

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背景

SvelteKitのリファレンスについて調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。

@sveltejs/kit

RouteDefinition

interface RouteDefinition<Config = any> {…}
id: string;

ルートのID

api: {
    methods: Array<HttpMethod | '*'>;
};

APIルートで許可されるHTTPメソッドの配列。’*’はすべてのメソッドを表します。

page: {
    methods: Array<Extract<HttpMethod, 'GET' | 'POST'>>;
};

ページルートで許可されるHTTPメソッドの配列。GETとPOSTメソッドのみが使用可能です。

pattern: RegExp;

ルートのマッチングに使用される正規表現パターン

prerender: PrerenderOption;

プリレンダリングのオプション設定

segments: RouteSegment[];

ルートのセグメント情報の配列

methods: Array<HttpMethod | '*'>;

このルートで許可されるHTTPメソッドの配列

config: Config;

ルートに関連する設定情報。任意の型(Config)を指定可能です。

解説

1. 基本構造と目的

このインターフェースは、SvelteKitのルーティングシステムの中核となる定義を提供します。各ルートの振る舞いやプロパティを定義する際に使用されます。

2. 主要コンポーネントの詳細解説
ルート識別(id: string)
// 例
id: '/blog/[slug]'
  • ルートを一意に識別するための文字列
  • ファイルシステムのパスに基づいて自動生成される
APIルート設定(api)
api: {
    methods: ['GET', 'POST', 'PUT', '*']
}
  • APIエンドポイントとして機能する場合の設定
  • 許可するHTTPメソッドを指定
  • '*'を使用することで全メソッドを許可
ページルート設定(page)
page: {
    methods: ['GET', 'POST']
}
  • ページとして機能する場合の設定
  • GETとPOSTのみをサポート
  • フォーム送信などの基本的なページ操作に対応
ルートパターン(pattern)
pattern: /^\/blog\/([^/]+?)\/?$/
  • URLマッチングに使用される正規表現
  • 動的パラメータの抽出にも使用
プリレンダリング設定(prerender)
prerender: {
    enabled: true,
    entries: ['/blog', '/blog/post-1']
}
  • ビルド時の静的生成に関する設定
  • パフォーマンス最適化に重要
実装例
const blogRoute: RouteDefinition = {
    id: '/blog/[slug]',
    api: {
        methods: ['GET']
    },
    page: {
        methods: ['GET']
    },
    pattern: /^\/blog\/([^/]+?)\/?$/,
    prerender: {
        enabled: true
    },
    segments: [
        { content: 'blog', dynamic: false },
        { content: 'slug', dynamic: true }
    ],
    methods: ['GET'],
    config: {
        // カスタム設定
        cache: true,
        auth: false
    }
};
3. 使用シーン
1. 動的ルーティング
// 動的パラメータを含むブログ記事ルート
{
    id: '/blog/[slug]',
    pattern: /^\/blog\/([^/]+?)\/?$/,
    segments: [
        { content: 'blog', dynamic: false },
        { content: 'slug', dynamic: true }
    ]
}
2. APIエンドポイント
// RESTful APIエンドポイント
{
    id: '/api/users',
    api: {
        methods: ['GET', 'POST', 'PUT', 'DELETE']
    },
    pattern: /^\/api\/users\/?$/
}
3. 静的ページ
// 静的なページルート
{
    id: '/about',
    page: {
        methods: ['GET']
    },
    pattern: /^\/about\/?$/,
    prerender: {
        enabled: true
    }
}
4. 重要なポイント
  1. 型安全性
  • Config型パラメータにより、カスタム設定の型安全性を確保
  • HTTPメソッドは厳密に型チェック
  1. 柔軟性
  • 様々なルートタイプに対応
  • カスタム設定による拡張可能性
  1. パフォーマンス
  • プリレンダリング設定によるパフォーマンス最適化
  • 正規表現パターンによる効率的なルートマッチング

このインターフェースを理解し適切に使用することで、効率的で柔軟なルーティングシステムを構築することができます。

おわりに

今日は、 SvelteKitのリファレンスについて解説しました。

よっしー
よっしー

何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。

それでは、また明日お会いしましょう(^^)

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