AWS入門:EC2ついて

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AWS入門:EC2ついて 用語解説
AWS入門:EC2ついて
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よっしー
よっしー

こんにちは。よっしーです(^^)

今日は、EC2について解説しています。

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背景

EC2について調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。

EC2とは

AWS EC2 (Amazon Elastic Compute Cloud) は、Amazon Web Services (AWS) が提供するクラウド仮想サーバーサービスです。主な概要は以下の通りです。

1. 仮想マシンの作成と管理

  • 必要なCPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク設定を選択して仮想マシン(インスタンス)を起動できます。
  • オンデマンド、スポットおよび予約の各インスタンスを利用できます。

2. 多様な種類のインスタンス

  • 用途に応じて、汎用、コンピューティング最適化、メモリ最適化、ストレージ最適化、高速コンピューティングなど、さまざまなインスタンスタイプを選択できます。

3. 自動スケーリング

  • 需要に応じてインスタンスを自動的に開始・終了でき、コストを最適化できます。

4. ロードバランシング

  • Elastic Load Balancing と組み合わせて、トラフィックを複数のインスタンスに分散できます。

5. パーシスタントストレージ

  • Amazon Elastic Block Store (EBS) を使って、インスタンスのストレージをプロビジョニングできます。

6. セキュリティ

  • VPCでネットワークを論理的に分離でき、セキュリティグループでインスタンス間の通信をコントロールできます。

7. マネージドサービス

  • AWS側で基盤となるハードウェアのプロビジョニング、パッチ適用、冗長化を実施しています。

EC2は柔軟性が高く、さまざまな企業アプリケーション、ウェブサイト、ゲームサーバーなどでのコンピューティングニーズを満たせるクラウドサービスです。

用途

EC2には様々な用途がありますが、代表的な有用な使用例としては以下のようなものがあげられます。

1. ウェブサーバーのホスティング
EC2インスタンスで汎用的なウェブサーバーを構築し、ウェブサイトやウェブアプリケーションをホスティングできます。必要に応じて自動スケーリンググループを用いて水平方向に拡張できます。

2. バッチ処理や大規模コンピューティング
大量のデータ処理や計算が必要な場合、コンピューティング最適化インスタンスを用いてコストを最適化しながら処理を行えます。スポットインスタンスを利用すれば更にコストを抑えられます。

3. マルチメディア編集・エンコーディング
マルチメディアファイルの編集、エンコーディングには高い演算能力が必要ですが、GPU インスタンスなどの特化型インスタンスを利用することで、効率的に処理できます。

4. コンテナ/サーバーレスのホスティング
EKS(Kubernetesサービス)やECSを使えば、EC2上にコンテナ化されたアプリケーションをデプロイできます。Lambda関数のバッキングインスタンスとしても使えます。

5. バックアップ/ディザスタリカバリ
EBSスナップショットやAMIを利用して、迅速にEC2インスタンスを起動・復旧できるため、バックアップやディザスタリカバリ用途に適しています。

このように、EC2はクラウド上でスケーラブルでセキュアな仮想サーバー環境を提供するため、多岐にわたる用途で活用されています。

ECSとの使いわけ

EC2とECS(Amazon Elastic Container Service)は、AWSにおいてワークロードを実行するための異なるアプローチを提供するサービスです。使い分けは以下のようになります。

EC2の利用:

  • 従来からの仮想マシン型のワークロードに適しています
  • オペレーティングシステムやミドルウェアの完全な制御が必要な場合
  • カスタマイズされたセットアップが必要な場合
  • マシンレベルのアクセスが必要な場合
  • 長時間実行されるワークロードに適しています

ECSの利用:

  • コンテナ化されたワークロードに適しています
  • コンテナオーケストレーションが必要な場合
  • ワークロードのポータビリティが重要な場合
  • 迅速な起動とスケーリングが必要な場合
  • マイクロサービスアーキテクチャに適しています
  • イミュータブル(一度作成すると変更されない)なデプロイモデルが適しています

一般的にEC2はより従来型のアプリケーションに適し、ECSはコンテナ化されたクラウドネイティブなアプリケーションに適しています。

ただし、両者は相互に排他的ではありません。ECSでもEC2インスタンス上でコンテナを実行できますし、EC2上にコンテナ管理ツール(Docker、Kubernetes)をインストールしてコンテナを実行することも可能です。

最終的には、アプリケーションの要件、チームのスキル、運用プラクティスなどを総合的に判断して、最適な選択をする必要があります。

おわりに

今日は、EC2 について解説しました。

よっしー
よっしー

何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。

それでは、また明日お会いしましょう(^^)

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