Redmine入門：dockerで作るRedmine環境 -Vol.1-

今日は、dockerで作るRedmine環境について解説しています。

背景

dockerで作るRedmine環境について調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。

Redmineとは

Redmineは、オープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアです。主な特徴は以下の通りです。

1. 課題管理

• 課題(チケット)の登録、追跡、マイルストーン管理が可能
• 課題の状況を柔軟にカスタマイズできるワークフロー
• 課題に対する議論、ファイル添付が可能

2. ガントチャート

• プロジェクト全体の作業工程をガントチャート形式で把握可能

3. カレンダー

• 課題の期日や出張予定などをカレンダー形式で共有可能

4. ニュース/文書管理

• プロジェクトニュースの投稿、ファイルやWikiなどの文書管理が可能

5. 時間管理

• 作業工数の記録と視覚化が可能

6. 複数のプロジェクトや権限の管理

• 複数のプロジェクトを一元管理でき、ロール権限で機能へのアクセスを制御可能

Redmineは無料で利用でき、Rubyで作られたWebベースのツールです。組込みしやすく、拡張性が高いことから、世界中で多くのプロジェクトで活用されています。

メリットとデメリット

Redmineのメリットとデメリットは以下のようになります。

【メリット】

1. オープンソースで無料
2. ブラウザベースで使いやすい
3. 課題管理、ガントチャート、ファイル管理など機能が充実
4. プラグインで機能拡張が可能
5. ロール権限管理ができる
6. カスタマイズ性が高い
7. モバイルアプリやカレンダー連携など便利なツールがある

【デメリット】

1. UIがあまり洗練されていない
2. 日本語化が不十分な部分がある
3. ドキュメントが不足している
4. パフォーマンスが十分でない可能性がある
5. 設定が複雑でかつ手作業が多い
6. コミュニティの活動があまり活発でない
7. メールやチャットなどリアルタイム連携ツールが弱い

総じて、無料で機能が充実しているため、小規模から中規模までのプロジェクト管理には適していますが、大規模プロジェクトや高度なカスタマイズ要件があれば、有償の製品を検討する必要があるかもしれません。また、UIの洗練度が低いことから、利用者の習熟が必要になる点にも留意が必要です。

おわりに

今日は、dockerで作るRedmine環境について解説しました。

次回はdockerを利用した環境構築についてご紹介したいと思います。