よっしー
こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、SvelteKitでのエラー処.理について解説しています。
背景
SvelteKitでのエラー処理について調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。
エラー処理
エラーはソフトウェア開発において避けられない事実です。SvelteKit は、エラーの発生場所、エラーの種類、受信したリクエストの性質に応じて、エラーを異なる方法で処理します。
Unexpected errors
予期しないエラーは、リクエストの処理中に発生するその他の例外のことです。これらは機密情報を含む可能性があるため、予期しないエラーメッセージやスタックトレースはユーザーに露出されません。
デフォルトでは、予期しないエラーはコンソール(または本番環境ではサーバーログ)に出力されます。一方、ユーザーに露出されるエラーは一般的な形式を持ちます:
{ "message": "Internal Error" }
予期しないエラーは handleError
フックを通過します。ここで独自のエラーハンドリングを追加できます。例えば:
- エラーをレポーティングサービスに送信する
- カスタムエラーオブジェクトを返す(これが
$page.error
になります)
例えば:
/** @type {import('@sveltejs/kit').HandleServerError} */
export function handleError({ error, event }) {
// エラーをレポーティングサービスに送信
console.error(error);
sendToErrorReportingService(error);
// カスタムエラーオブジェクトを返す
return {
message: '予期しないエラーが発生しました。すみませんが、後でもう一度お試しください。',
code: 'UNEXPECTED_ERROR',
id: generateUniqueErrorId()
};
}
このアプローチには以下のような利点があります:
- セキュリティ:機密情報をユーザーに露出させないことで、潜在的なセキュリティリスクを軽減します。
- デバッグ:開発者は完全なエラー情報にアクセスできるため、問題の診断と修正が容易になります。
- ユーザーエクスペリエンス:ユーザーには分かりやすいエラーメッセージを表示し、必要に応じてサポートに連絡する方法を提供できます。
- エラートラッキング:
handleError
フックを使用して、エラーを追跡・分析するシステムにエラーを送信できます。 - カスタマイズ可能性:アプリケーションの需要に応じて、エラーの処理方法をカスタマイズできます。
このように、SvelteKitは予期しないエラーを適切に処理し、開発者に柔軟性を提供しながら、ユーザーとアプリケーションの両方を保護します。
おわりに
今日は、 SvelteKitでのエラー処理について解説しました。
よっしー
何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)
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