Svelte入門:SvelteKitでのパッケージング -Vol.5-

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Svelte入門:SvelteKitでのパッケージング -Vol.5- 用語解説
Svelte入門:SvelteKitでのパッケージング -Vol.5-
この記事は約3分で読めます。
よっしー
よっしー

こんにちは。よっしーです(^^)

今日は、SvelteKitでのパッケージングについて解説しています。

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背景

SvelteKitでのパッケージングについて調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。

svelte-packageのオプション

SvelteKitのパッケージングツールsvelte-packageのオプションについて解説しています。

-w / --watch

  • 機能:src/lib内のファイルの変更を監視し、変更があった場合にパッケージを再ビルド
  • 使用例:svelte-package --watch

-i / --input

  • 機能:パッケージのすべてのファイルを含む入力ディレクトリを指定
  • デフォルト値:src/lib
  • 使用例:svelte-package --input src/components

-o / --output

  • 機能:処理されたファイルが書き込まれる出力ディレクトリを指定
  • デフォルト値:dist
  • 重要点:
  • package.jsonexportsはこのディレクトリ内のファイルを指す必要がある
  • files配列にこのフォルダを含める必要がある
  • 使用例:svelte-package --output build

-t / --types

  • 機能:型定義ファイル(d.tsファイル)を作成するかどうかを指定
  • デフォルト値:true
  • 推奨:エコシステムのライブラリ品質を向上させるため、有効にすることを強く推奨
  • 使用例:svelte-package --types

--tsconfig

  • 機能:tsconfig または jsconfig へのパスを指定
  • デフォルトの動作:指定がない場合、ワークスペースパスで上位のtsconfig/jsconfigを検索
  • 使用例:svelte-package --tsconfig custom/tsconfig.json

使用例

# 基本的な使用方法
svelte-package

# 監視モードで実行
svelte-package --watch

# カスタムディレクトリの指定
svelte-package --input src/components --output lib

# 型定義なしでビルド
svelte-package --types false

# カスタムtsconfigの使用
svelte-package --tsconfig configs/tsconfig.custom.json

ベストプラクティス

  1. 型定義の生成
  • 特別な理由がない限り、--typesオプションは有効(デフォルト)のままにする
  • これによりTypeScriptユーザーのための良好な開発体験を提供
  1. ディレクトリ構造
  • 標準的なディレクトリ構造(src/libdist)を可能な限り維持
  • カスタマイズが必要な場合は、適切にpackage.jsonの設定も更新
  1. 開発workflow
  • 開発中は--watchオプションを使用して効率的な開発を行う
  • 本番ビルドでは監視モードを外す
  1. 設定ファイル
  • TypeScript/JavaScript設定は可能な限りプロジェクトルートの標準的な場所に配置
  • カスタム設定が必要な場合は--tsconfigオプションを使用

これらのオプションを適切に活用することで、効率的なパッケージ開発とビルドプロセスを実現できます。

おわりに

今日は、 SvelteKitでのパッケージングについて解説しました。

よっしー
よっしー

何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。

それでは、また明日お会いしましょう(^^)

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