よっしー
こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、SvelteKitでのService workersについて解説しています。
背景
SvelteKitでのService workersについて調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。
開発時のService Worker
Service Workerは本番環境用にバンドルされますが、開発時にはバンドルされません。そのため、開発時にService Workerを使用できるのは、Service Worker内でのモジュール使用をサポートしているブラウザのみとなります。Service Workerを手動で登録する場合、開発時には{ type: 'module' }
オプションを渡す必要があります:
import { dev } from '$app/environment';
navigator.serviceWorker.register('/service-worker.js', {
type: dev ? 'module' : 'classic'
});
開発時にはbuild
とprerendered
は空の配列となります。
解説
- 開発環境と本番環境の違い:
- 本番環境:Service Workerのコードはバンドル(結合・最適化)される
- 開発環境:バンドルされず、モジュールとして動作
- ブラウザの互換性に関する注意点:
- 開発時はService Worker内でのESモジュール(
import
/export
)をサポートしているブラウザのみが対象 - 本番環境ではバンドル済みのため、より広いブラウザをサポート
- Service Worker登録時の設定:
import { dev } from '$app/environment';
navigator.serviceWorker.register('/service-worker.js', {
type: dev ? 'module' : 'classic'
});
$app/environment
からdev
フラグをインポート- 開発環境では
type: 'module'
を指定 - 本番環境では
type: 'classic'
を使用
- 開発時の制限事項:
build
配列:空配列となる(ビルドファイルの情報が含まれない)prerendered
配列:空配列となる(プリレンダリングされたページの情報が含まれない)
- 実務上の影響:
- 開発時にはService Workerの機能が制限される可能性がある
- 本番環境でのみ完全な機能が利用可能
- テスト時には本番環境での動作確認が重要
この仕様は開発時のService Workerの動作を理解し、適切な開発・テスト戦略を立てる上で重要となります。特に、開発環境と本番環境での動作の違いを意識してアプリケーションを構築する必要があります。
おわりに
今日は、 SvelteKitでのService workersについて解説しました。
よっしー
何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)
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