よっしー
こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、オンデマンドインスタンスについて解説しています。
背景
オンデマンドインスタンスについて調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。
オンデマンドインスタンスとは
オンデマンドインスタンスは、Amazon EC2で提供されている課金モデルの1つです。主な特徴は以下の通りです。
課金方式
- 秒単位で課金されます
- 使用した分だけ課金されるため、前払い料金はありません
- インスタンス使用時間とインスタンスタイプに応じた従量課金制
メリット
- 長期的なコミットメントが不要で柔軟性が高い
- 短期的な一時的な需要に対応しやすい
- 必要に応じていつでもリソースを調達できる
デメリット
- 長期で見ると、他のインスタンス購入オプション(リザーブドインスタンスやスポットインスタンス)よりコストが高くなる可能性がある
- 需要の高いインスタンスタイプは入手が困難になる場合がある
オンデマンドインスタンスは、以下のようなユースケースに適しています。
- 短期的で不規則なワークロード
- 予測が困難な需要に対する柔軟な対応が必要な場合
- 新しいアプリケーションのプロトタイプ作成や評価
- 一時的なスパイクに対応するための短期的なキャパシティ拡張
つまり、オンデマンドインスタンスは柔軟性が高い反面、長期で見れば費用が高くつく可能性があるため、ユースケースに合わせて賢く他の購入オプションとの使い分けが重要になります。
ユースケース
オンデマンドインスタンスは、以下のようなユースケースで利用されることが多いです。
- 短期的で不規則なワークロード
- 季節性の高いアプリケーションやイベント対応
- 新サービス/機能のプレビューやベータテスト
- 科学的実験や並列コンピューティングの一時的なニーズ
- 開発/テスト環境
- 新しいアプリケーションの開発やテスト
- ソフトウェアの継続的インテグレーション/デリバリー(CI/CD)パイプライン
- クラウドリソースの構成や機能のテスト
- バックアップとデータ転送
- オンプレミスからクラウドへの一時的な大量データ転送
- 定期的なデータベースバックアップ
- マーケティングキャンペーンやビッグイベント
- 限定的なマーケティングキャンペーンのWebサイトホスティング
- 一時的な需要の高いイベントWebサイト
- 災害復旧と移行作業
- 災害発生時の一時的なフェイルオーバー環境
- オンプレミスからクラウドへの移行作業
オンデマンドインスタンスの長所は、事前準備なしにリソースをすぐに利用でき、短期的な需要に柔軟に対応できる点です。一方で長期利用だとコストが高くつく可能性があります。
そのため、短期的で不規則、一時的な需要への対応など、柔軟性が重視されるユースケースに適しています。長期的な需要がある場合は、リザーブドインスタンスなど、他の購入オプションを検討する必要があります。
おわりに
今日は、 オンデマンドインスタンスについて解説しました。
よっしー
何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)
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