こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、SvelteKitでの画像の扱いについて解説しています。
背景
SvelteKitでの画像の扱いについて調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。
CDNからの動的な画像読み込み
場合によっては、ビルド時に画像にアクセスできないことがあります – 例えば、コンテンツ管理システムや他の場所に保存されている場合などです。
コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)を使用すると、これらの画像を動的に最適化でき、サイズに関してより柔軟性が得られますが、セットアップの手間やコストがかかる可能性があります。キャッシュ戦略によっては、CDNから304レスポンスを受け取るまで、ブラウザがアセットのキャッシュコピーを使用できない場合があります。CDNをターゲットにしたHTMLの構築では、CDNがUser-Agentヘッダーに基づいて適切なフォーマットを提供できるため、<img>
タグを使用できます。一方、ビルド時の最適化では複数のソースを持つ<picture>
タグを生成する必要があります。最後に、一部のCDNでは画像を遅延生成する場合があり、トラフィックが少なく頻繁に画像が変更されるサイトではパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。
CDNは通常、ライブラリを必要とせずに使用できます。ただし、Svelteをサポートする多くのライブラリがあり、使用を容易にします。@unpic/svelte
はCDNに依存しないライブラリで、多くのプロバイダーをサポートしています。また、CloudinaryのようなCDNにはSvelteのサポートがあることもあります。最後に、Svelte対応のコンテンツ管理システム(CMS)(Contentful、Storyblok、Contentstackなど)には、画像処理の組み込みサポートがあります。
解説
主要なポイントは以下になります。
- CDNの利点:
- 動的な画像の最適化が可能
- サイズに関する柔軟性
- User-Agentに基づく適切なフォーマット提供
- CDN使用の課題:
- セットアップの手間
- 使用コスト
- キャッシュ関連の制限事項
- 遅延生成による潜在的なパフォーマンス影響
- 実装オプション:
- ライブラリなしでの直接使用
- @unpic/svelteなどのライブラリの活用
- CloudinaryなどのCDNサービス
- CMS組み込みの画像処理機能
- ビルド時最適化との違い:
- CDN:
<img>
タグで対応可能 - ビルド時:
<picture>
タグが必要
この情報は特にSvelteを使用する開発者にとって、画像最適化の戦略を選択する際の参考となる重要な内容です。
おわりに
今日は、 SvelteKitでの画像の扱いについて解説しました。
何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)
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