Svelte入門:SvelteKitでの移行 -Vol.18-

スポンサーリンク
Svelte入門:SvelteKitでの移行 -Vol.18- 用語解説
Svelte入門:SvelteKitでの移行 -Vol.18-
この記事は約3分で読めます。
よっしー
よっしー

こんにちは。よっしーです(^^)

今日は、SvelteKitでの移行について解説しています。

スポンサーリンク

背景

SvelteKitでの移行について調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。

SvelteKit 2.12:$app/storesは非推奨になりました

SvelteKit 2.12では、Svelte 5のルーンAPIに基づく$app/stateが導入されました。$app/state$app/storesが提供するすべての機能を提供しますが、使用する場所と方法についてより柔軟性があります。最も重要なのは、pageオブジェクトが細分化されたことで、例えばpage.stateの更新はpage.dataを無効化せず、その逆も同様です。

結果として、$app/storesは非推奨となり、SvelteKit 3で削除される予定です。まだの場合はSvelte 5にアップグレードし、$app/storesから移行することを推奨します。ほとんどの置き換えはかなり簡単なはずです:$app/storesのインポートを$app/stateに置き換え、使用箇所から$プレフィックスを削除します。

<script>
    import { page } from '$app/stores';
    import { page } from '$app/state';
</script>

{$page.data}
{page.data}

.svelteコンポーネント内の$app/storesの使用のほとんどを自動的に移行するには、npx sv migrate app-stateを使用してください。

解説


この変更は、SvelteKitのステート管理に関する重要な更新について説明しています:

  1. 新機能$app/stateの導入:
  • Svelte 5のルーンAPIをベースに設計
  • より柔軟な使用方法を提供
  • パフォーマンスの改善
  • 細分化された更新(fine-grained updates)
  • 必要な部分のみが再レンダリング
  1. 主な改善点:
  • pageオブジェクトの細分化
  • page.stateの更新はpage.dataに影響しない
  • より効率的な更新処理
  • より柔軟な使用方法
  • パフォーマンスの向上
  1. 移行方法:
  • インポートの変更:
  // 古い方法
  import { page } from '$app/stores';
  // 新しい方法
  import { page } from '$app/state';
  • 使用方法の変更:
  • $プレフィックスの削除
  • 例:$page.datapage.data
  • 自動移行ツール:
  • npx sv migrate app-stateコマンド
  • .svelteコンポーネントの自動更新
  1. 今後の予定:
  • $app/storesは非推奨に
  • SvelteKit 3で完全に削除予定
  • Svelte 5への移行を推奨

この変更により:

より効率的なステート管理

よりクリーンなコード

より良いパフォーマンス
が実現されます。

おわりに

今日は、 SvelteKitでの移行について解説しました。

よっしー
よっしー

何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。

それでは、また明日お会いしましょう(^^)

コメント

タイトルとURLをコピーしました