こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、SvelteKitでのパフォーマンスについて解説しています。
背景
SvelteKitでのパフォーマンスについて調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。
ホスティング
フロントエンドは、レイテンシーを最小限に抑えるため、バックエンドと同じデータセンターに配置する必要があります。中央バックエンドを持たないサイトの場合、多くのSvelteKitアダプターはエッジへのデプロイをサポートしており、これは各ユーザーのリクエストを近くのサーバーで処理することを意味します。これにより、読み込み時間を大幅に短縮できます。一部のアダプターでは、ルートごとにデプロイメントの設定が可能です。また、画像はCDN(通常はエッジネットワーク)から配信することも検討すべきです — 多くのSvelteKitアダプターのホストは、これを自動的に行います。
ホストがHTTP/2以降を使用していることを確認してください。Viteのコード分割は、キャッシュ可能性を向上させるために多数の小さなファイルを作成し、優れたパフォーマンスを実現しますが、これはファイルがHTTP/2で並列に読み込めることを前提としています。
解説
この記事ではSvelteKitを使用したWebアプリケーションのホスティングに関する重要な推奨事項を説明しています。主なポイントは以下の通りです:
- レイテンシーの最適化
- フロントエンドとバックエンドを同じデータセンターに配置することで、通信遅延を最小限に抑えることができます。
- エッジコンピューティング
- バックエンドが不要なサイトでは、エッジデプロイメントを活用することで、ユーザーに近いサーバーからコンテンツを配信できます。
- これにより、ページの読み込み時間を大幅に改善できます。
- 柔軟なデプロイメント設定
- 一部のアダプターでは、ルート(URL パス)ごとに異なるデプロイメント設定が可能です。
- CDNの活用
- 画像配信にCDNを使用することで、コンテンツの配信を最適化できます。
- 多くのSvelteKitホスティングプロバイダーがCDN機能を標準で提供しています。
- HTTP/2の重要性
- Viteのコード分割機能により、多数の小さなファイルが生成されます。
- これらのファイルを効率的に配信するには、HTTP/2の並列読み込み機能が重要です。
- HTTP/2以降のプロトコルを使用することで、最適なパフォーマンスが得られます。
これらの推奨事項は、モダンなWebアプリケーションのパフォーマンスを最適化する上で重要な指針となります。
さらなる学習のために
基本的に、パフォーマンスの高いSvelteKitアプリを構築することは、パフォーマンスの高いWebアプリを構築することと同じです。Core Web Vitalsなどの一般的なパフォーマンスに関するリソースから得られる情報は、構築するあらゆるWeb体験に適用できるはずです。
解説
このセクションでは、SvelteKitのパフォーマンス最適化に関する重要な考え方を示しています。主なポイントは以下の通りです:
- 普遍的なパフォーマンス原則
- SvelteKit特有のパフォーマンス最適化テクニックだけでなく、Webアプリケーション一般に適用される最適化手法が重要であることを強調しています。
- Core Web Vitalsの重要性
- Googleが提唱するCore Web Vitals(主要なWeb指標)への言及があります。
- これには以下のような指標が含まれます:
- LCP (Largest Contentful Paint) – メインコンテンツの読み込み速度
- FID (First Input Delay) – インタラクティブ性
- CLS (Cumulative Layout Shift) – 視覚的安定性
- 汎用的な知識の活用
- 特定のフレームワークに限定されない、Web開発全般のベストプラクティスや知識が重要であることを示唆しています。
- これらの知識は、どのようなWebプロジェクトでも活用できます。
これは、開発者に対して、フレームワーク固有の機能だけでなく、Webパフォーマンスの基本原則にも注目することの重要性を強調しています。また、継続的な学習と、より広い視野でのWeb開発知識の習得を推奨しています。
おわりに
今日は、 SvelteKitでのパフォーマンスについて解説しました。
何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)
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