よっしー
こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、SvelteKitのリファレンスについて解説して います。
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背景
SvelteKitのリファレンスについて調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。
Types
PageState
page.state オブジェクトの形状を定義します。このオブジェクトは $app/navigation からインポートされる pushState と replaceState 関数を使って操作することができます。
interface PageState {}
解説
このセクションは、Svelteにおけるページ状態管理の重要な要素について説明しています：
- PageState インターフェース：このインターフェースは、アプリケーション内で管理したいページ固有の状態データの形状（型）を定義します。
- page.state：このオブジェクトは、ブラウザの履歴APIと連携して動作するページの状態を保持します。URLのクエリパラメータには含めたくないけれど、ページナビゲーション間で保持したい状態を格納するのに適しています。
- pushState と replaceState：
- これらの関数は
$app/navigationモジュールからインポートできます pushStateは新しい履歴エントリを作成しながら状態を変更しますreplaceStateは現在の履歴エントリを置き換えて状態を変更します
- これらの関数は
- 用途例：
- スクロール位置の保存
- フォームの入力状態の維持
- タブやアコーディオンの開閉状態の管理
- ユーザー設定の一時保存
このインターフェースを適切に定義することで、ページナビゲーション間でも状態を維持し、ユーザー体験を向上させることができます。また、型定義を通じてアプリケーション全体での状態管理の一貫性も保たれます。
ユースケース
- フォーム状態の保持
- ページを移動してから戻ってきた時に、ユーザーが入力していたフォームの内容を保持できます
- 例: 複数ステップのフォーム入力で、前のステップに戻っても入力内容が失われない
- UIの状態管理
- タブ、アコーディオン、モーダルなどのUI要素の状態を保存
- 例: ユーザーがどのタブを選択していたか、どのセクションを開いていたかを記憶
- フィルターとソートの設定
- データリストのフィルター条件やソート順序を保持
- 例: 商品一覧ページでユーザーが適用したフィルターを記憶し、他のページから戻った時に再適用
- スクロール位置の記憶
- 長いページでユーザーがスクロールした位置を記憶
- 例: ニュースフィードで、詳細を見て戻った時に同じ位置に戻る
- ナビゲーション履歴の拡張
- 通常のURL履歴では表現できない複雑なナビゲーション状態を管理
- 例: SPAで複数の画面レイヤーを持つアプリケーション
- ウィザードやマルチステップフロー
- 複数ステップのプロセスで現在の進行状態を保持
- 例: 購入フローや設定ウィザードでの進行状況
- 一時的なユーザー設定
- URLに含めたくない一時的な設定の保存
- 例: ダークモード/ライトモードの切り替えや表示設定
- 状態の共有とリセット
- 特定のアクションの後に状態をリセットしたり、特定の状態を共有したりする
- 例: 「新規作成」ボタンで入力フォームをリセット、「この状態で共有」機能
これらのユースケースに共通するのは、URLパラメータとして公開したくない状態や、ページのリロードでは失いたくない状態を管理する必要があることです。pushStateやreplaceStateを使うことで、ブラウザの戻る/進むボタンと連携しながら、こうした状態を管理できます。
おわりに
今日は、 SvelteKitのリファレンスについて解説しました。
よっしー
何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)
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