よっしー
こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、SvelteKitでのFAQについて解説しています。
背景
SvelteKitでのFAQについて調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。
SvelteKitでビュートランジションAPIを使用するにはどうすればよいですか?
SvelteKitにはビュートランジションとの特別な統合機能はありませんが、onNavigate
でdocument.startViewTransition
を呼び出すことで、クライアントサイドのナビゲーションごとにビュートランジションをトリガーできます。
import { onNavigate } from '$app/navigation';
onNavigate((navigation) => {
if (!document.startViewTransition) return;
return new Promise((resolve) => {
document.startViewTransition(async () => {
resolve();
await navigation.complete;
});
});
});
詳細については、Svelteブログの「Unlocking view transitions」をご覧ください。
【訳注】
document.startViewTransition
: ウェブページの状態変更をアニメーション化するためのブラウザAPIonNavigate
: SvelteKitのナビゲーションイベントをハンドリングする関数- ビュートランジション(View Transitions): ページ遷移時のアニメーション効果を実現するための新しいWeb API
解説
技術的な内容を詳しく解説します:
- ビュートランジションAPIの概要
- ブラウザの新しい機能で、ページ遷移時のアニメーション効果を制御できる
- SvelteKit自体にはこのAPIとの直接的な統合機能は含まれていない
- 実装方法の解説
コードを詳しく見ていきます:
// SvelteKitのナビゲーション機能をインポート
import { onNavigate } from '$app/navigation';
onNavigate((navigation) => {
// ブラウザがAPIをサポートしているか確認
if (!document.startViewTransition) return;
// Promiseを返してトランジションを制御
return new Promise((resolve) => {
document.startViewTransition(async () => {
resolve();
await navigation.complete;
});
});
});
- コードの重要なポイント
onNavigate
: クライアントサイドのナビゲーション時に実行される- ブラウザの互換性チェック
- Promiseベースの非同期処理
- ナビゲーション完了の待機
- 使用上の利点
- ページ遷移をよりスムーズに
- ユーザー体験の向上
- モダンなウェブアプリケーションの実現
- 実装時の注意点
- ブラウザの互換性の確認が必要
- フォールバック(APIが利用できない場合の代替動作)の考慮
- パフォーマンスへの影響を考慮
この実装方法は、モダンなウェブアプリケーションでよく求められる滑らかな遷移効果を実現する効果的な方法を提供しています。
おわりに
今日は、 SvelteKitでのFAQについて解説しました。
よっしー
何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)
コメント