仮想通貨入門:オフチェーンについて

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仮想通貨入門:オフチェーンについて 用語解説
仮想通貨入門:オフチェーンについて
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よっしー
よっしー

こんにちは。よっしーです(^^)

今日は、オフチェーンについて解説しています。

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背景

オフチェーンについて調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。

オフチェーンとは

オフチェーン(第2レイヤー)は、メインのブロックチェーン(オンチェーン)の外部で行われる取引や計算のことを指します。主な目的は、スケーラビリティの向上とスループット改善にあります。

オフチェーンの主な特徴は以下の通りです。

  1. 高スループット
    オンチェーンよりも大幅に高いスループットが実現できます。多数の並列取引が可能です。
  2. 低コスト
    取引手数料がオンチェーンよりも低コストになる傾向にあります。
  3. 高プライバシー(一部)
    一部のオフチェーンでは、より高いプライバシーが確保できる場合があります。
  4. 最終決済はオンチェーン
    オフチェーンで行われた取引の最終決済はメインチェーン(オンチェーン)上で行われます。
  5. 潜在的なセキュリティリスク
    オフチェーンはオンチェーンほどの分散化やセキュリティは確保されていない可能性があります。

具体的なオフチェーンの例としては、ライトニングネットワーク、Plasma、状態チャネル、サイドチェーン、ロールアップなどがあげられます。オフチェーンを利用することで、スケーリング問題を解決しつつ、最終決済をオンチェーンで行うハイブリッドなアプローチが可能になります。

ただし、オフチェーンではデータ可用性の問題やセキュリティリスクが存在するため、用途に合わせてトレードオフを考慮する必要があります。

具体例

オフチェーン(第2レイヤー)の主な具体例は以下の通りです。

  1. ライトニングネットワーク
    ビットコインのスケーリング問題を解決するために提案された、双方向のペイメントチャネルを利用したネットワークです。ビットコイン取引は最初と最後にのみオンチェーンで行われ、中間の取引はオフチェーンで高速に行えます。
  2. Plasma
    イーサリウムのスケーリングソリューションの1つで、ルートチェーン(メインチェーン)の上に複数のプラズマチェーンを構築するフレームワークです。プラズマチェーンではオフチェーンで取引が行われ、最終的にルートチェーンに取り込まれます。
  3. 状態チャネル
    オフチェーンの双方向チャネル上で、取引や状態の更新を任意に行えるしくみです。最終的な取引のみオンチェーンで決済されます。クリプトゲームなどで利用されています。
  4. サイドチェーン
    メインチェーンとは別のブロックチェーンで、メインチェーンとのデータ連携が可能です。例えばRSKがビットコインのサイドチェーンとして機能しています。
  5. ロールアップ
    オフチェーンで取引を1つのデータに圧縮し、メインチェーンで検証する手法です。ZK-Rollupなどがあります。

オフチェーンではスループットが大幅に改善される半面、セキュリティやデータ可用性の問題が生じる可能性があります。

おわりに

今日は、 オフチェーンについて解説しました。

よっしー
よっしー

何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。

それでは、また明日お会いしましょう(^^)

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