よっしー
こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、オンチェーンについて解説しています。
背景
オンチェーンについて調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。
オンチェーンとは
オンチェーンとは、ブロックチェーンネットワーク上で直接実行される取引やプロセスのことを指します。
主な特徴は以下の通りです。
- 透明性
すべての取引がブロックチェーンに記録されるため、完全な透明性が確保されます。誰でもその記録を確認できます。 - 信頼性
中央集権的な仲介者を介さずに取引が行われるため、第三者への依存がありません。ブロックチェーンのコンセンサスルールに従っています。 - セキュリティ
ブロックチェーンの暗号化と分散化した特性により、データの改ざんが非常に困難になっています。 - 待機時間
取引を確認し、ブロックチェーンに記録するためには時間がかかります。通常は数分から数十分待つ必要があります。 - 手数料
ネットワークにノードを維持するインセンティブとして、取引手数料が発生します。
オンチェーンは透明性と信頼性が高い反面、スループットが制限されるというトレードオフがあります。スケーリング性の課題に対処するため、一部の取引はオフチェーン(第2レイヤー)で行われることがあります。
具体例
オンチェーンの具体例は以下のようなものがあります。
- ビットコイン取引
ビットコインネットワーク上で行われる送金取引は全てオンチェーンです。取引データはブロックに記録され、ブロックチェーンに永続化されます。 - イーサリウム上の取引
イーサリウムブロックチェーンにおけるERC20トークン転送やスマートコントラクト実行はオンチェーンで行われます。 - NFTの発行・譲渡
ブロックチェーン上でNFT(非代替性トークン)を発行したり、NFTの所有権を移転する取引はオンチェーンで実行されます。 - 分散型金融(DeFi)プロトコル
DeFiプロトコル上での貸借り、流動性供給、デリバティブ取引などはオンチェーン上で実行されているケースがほとんどです。 - 分散型自律組織(DAO)のガバナンス
DAOにおける意思決定の記録、投票結果などはブロックチェーン上にオンチェーンで記録されます。
オンチェーンの取引・データはブロックチェーンのノードに完全に複製されるため、透明性と信頼性が確保されますが、スループットの制約があります。すべての取引履歴がブロックチェーン上に永続化されることが大きな特徴です。
おわりに
今日は、 オンチェーンについて解説しました。
よっしー
何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)
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