よっしー
こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、トークンエコノミーについて解説しています。
背景
トークンエコノミーについて調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。
トークンエコノミーとは
トークンエコノミーとは、ブロックチェーン上で発行されたネイティブトークンを中心として構築される経済システムのことを指します。このトークンエコノミーには以下のような特徴があります。
- インセンティブ設計
トークンを報酬として分配したり、手数料としてトークンを徴収したりすることで、プロジェクトにインセンティブを組み込むことができます。 - 価値の連動性
プロジェクトの成長とトークンの価値が連動するように設計されているため、トークンホルダーはプロジェクトの発展に貢献するインセンティブを持ちます。 - トークンユーティリティ
トークンには決済手段、ガバナンス権、アクセス権などさまざまなユーティリティ(用途)が与えられ、需要が生み出されます。 - 分散型ガバナンス
トークンホルダーに意思決定権を与え、トークンを用いた投票によってプロジェクトをガバナンスすることができます。 - 資金調達の手段
ICO(Initial Coin Offering)などでトークンを発行・販売することで、プロジェクトの資金調達を行うことができます。
トークンエコノミーは、ブロックチェーンネイティブのインセンティブ設計を可能にし、プロジェクトの価値創出と分散型ガバナンスを実現するための重要な概念です。DeFi、ブロックチェーンゲーム、DAOなどでトークンエコノミーが構築されています。適切なトークンモデルの設計が成功の鍵となります。
事例
トークンエコノミーを採用している主なサービスの例を挙げます。
【分散型取引所(DEX)】
- Uniswap – UNIトークンでプロトコルのガバナンスに参加可能
- SushiSwap – SUSHIトークンを用いたインセンティブ設計
- Curve Finance – veCRVで加重投票権を獲得できる
【レンディング/借り入れ】
- Aave – AAVEトークンによるガバナンス
- Compound – COMPトークンを介した貸借のインセンティブ
【デリバティブ】
- Synthetix – SNXトークンによるガバナンス、インセンティブ報酬
- UMA – UMAホルダーが新規マーケットの承認を行う
【ゲーミング】
- Axie Infinity – AXS(ガバナンス)、SLP(ゲーム内通貨)
- Decentraland – MANA(ガバナンス)、LAND(NFT不動産)
【DAO】
- MakerDAO – MKRでプロトコル投票を行う
- BitDAO – BIT(ガバナンストークン)を用いた分散投資DAO
このように、DeFiからゲーミング、DAOに至るまで、さまざまな分野でトークンエコノミーが採用されています。トークンを介したインセンティブ設計やガバナンスがプロジェクトの成長を支えています。
おわりに
今日は、 トークンエコノミーについて解説しました。
よっしー
何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)
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