こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、暗号通貨について解説しています。
背景
暗号通貨について調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。
なぜ暗号通貨と呼ばれるのか
暗号通貨と呼ばれる理由は、その根幹にある技術が暗号化技術だからです。
具体的には以下の2点が大きな理由となっています。
- 取引の検証に公開鍵暗号方式を利用
新しいブロックを生成したり、取引を承認したりする際に、公開鍵暗号方式と電子署名が利用されています。これにより、正当な取引かどうかを数学的に検証することができます。
- マイニングの計算にハッシュ関数を利用
新しいブロックを生成する「マイニング」では、ハッシュ関数による大量の計算が伴います。ここで用いられる一方向性ハッシュ関数は、暗号学で広く使われている基本的な暗号化技術です。
このように、暗号通貨の根幹にあるブロックチェーン技術は、公開鍵暗号やハッシュ関数といった暗号理論と暗号アルゴリズムを応用したものです。つまり、「暗号」が通貨の安全性と信頼性を支える中核的な役割を果たしているのです。
暗号技術とブロックチェーンの融合によって初めて、中央管理者なしに安全な電子通貨を実現することができたため、この名称が付けられました。
公開鍵暗号方式について
公開鍵暗号方式は、暗号通信や電子署名などで広く利用されている暗号化の手法です。主な特徴は以下の通りです。
- 秘密鍵と公開鍵の2つの鍵を使う
- 秘密鍵は送信者だけが保持する鍵
- 公開鍵は受信者に公開される鍵
- 暗号化と復号は異なる鍵を使う
- データは公開鍵で暗号化され、秘密鍵で復号される
- 秘密鍵から公開鍵は計算できるが、逆はできない
- 電子署名に利用できる
- データに秘密鍵で署名を付与することができる
- 公開鍵で署名を検証し、送信者を確認できる
この方式のメリットは、事前に鍵を共有する必要がないため、安全な鍵配布が容易なことです。また、暗号化と署名が同一の鍵ペアで行えるため、機能的でもあります。
暗号通貨ではこの公開鍵暗号方式が中核的役割を果たしています。具体的には、トランザクションの検証に電子署名を、新規アドレスの生成に鍵ペアを使っています。RSA暗号やECDSAなどの公開鍵暗号アルゴリズムが広く採用されています。
おわりに
今日は、 暗号通貨について解説しました。
何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)
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