こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、asdfコマンドを使用したAWS CLIコマンドのインストール方法をご紹介します。
背景
参考までに公式によるAWS CLIコマンドのインストール方法は下記になります。
asdf
コマンドは、複数のプログラミング言語のバージョン管理をサポートするツールです。一方、AWS CLI(Command Line Interface)は、Amazon Web Services(AWS)とのやり取りを行うためのコマンドラインツールです。AWS CLIを使用することで、AWSリソースの管理やデプロイ、モニタリングなど、さまざまなタスクをコマンドラインから実行することができます。
asdf
コマンドを使用してAWS CLIをインストールする場合、以下のような背景が考えられます。
- バージョン管理:
asdf
コマンドは、異なるバージョンのツールやランタイムを簡単に切り替えることができます。AWS CLIのバージョンによっては、異なる機能や動作が含まれている場合があります。asdf
を使用することで、複数のAWS CLIバージョンを管理し、プロジェクトごとに必要なバージョンを選択することができます。 - プロジェクトの依存関係: プロジェクトは、異なるバージョンのAWS CLIに依存している場合があります。例えば、古いプロジェクトは古いAWS CLIバージョンを必要とするかもしれません。
asdf
を使用してAWS CLIをインストールすることで、プロジェクトごとに必要なバージョンを管理し、依存関係を解決することができます。 - チームの統一性: チームでAWS CLIを使用する場合、同じバージョンを使用することが望ましい場合があります。
asdf
を使用することで、チーム全体で統一されたAWS CLIバージョンを管理し、開発環境の一貫性を確保することができます。 - 拡張性と柔軟性:
asdf
は様々なプログラミング言語やツールのバージョン管理をサポートしており、AWS CLIを含むさまざまなツールを統一的なインターフェースで管理することができます。これにより、開発者は1つのツールを使用して複数のバージョン管理を行うことができます。
以上が、asdf
コマンドを使用してAWS CLIをインストールする背景の一部です。ただし、asdf
コマンドを使用するかどうかは個々の環境や要件によって異なる場合があります。
asdfコマンドのインストール
asdfコマンドのインストール方法は下記の記事を御覧ください。
AWS CLIコマンドのインストール
下記の手順でインストールします。
最新のバージョン(2.11.20)をインストールしています。
asdf plugin list all | grep awscli
asdf plugin add awscli
asdf list-all awscli
asdf install awscli 2.11.20
asdf list awscli
asdf local awscli 2.11.20
AWS CLIコマンドの確認
AWS CLIコマンドのインストールが完了したら、AWS CLIコマンドを使用したいディレクトリに移動して、下記のコマンドを実施します。
cd AWS CLIコマンドを使用したいディレクトリ
asdf local awscli 2.11.20
aws --version
下記のように表示されていれば成功です。
% aws --version
aws-cli/2.11.20 Python/3.11.3 Darwin/22.4.0 exe/x86_64 prompt/off
解説
asdf コマンド
asdf plugin list all | grep awscli
asdf
でインストール可能なプラグインのリストを表示し、その中から”awscli”というキーワードを検索します。パイプ(|
)は、前のコマンドの出力を次のコマンドに渡すために使用されています。grep
は、指定されたパターンに一致する行をフィルタリングするために使用されます。
asdf plugin add awscli
asdf
に対して”awscli”プラグインを追加します。このコマンドを実行することで、asdf
を使用してAWS CLIのバージョン管理が可能になります。
asdf list-all awscli
asdf
によって利用可能なAWS CLIのすべてのバージョンをリストアップします。これにより、インストール可能なバージョンを確認できます。
asdf install awscli 2.11.20
- 指定されたバージョン(ここでは2.11.20)のAWS CLIをインストールします。
asdf
は、指定したバージョンのAWS CLIをダウンロードし、使用端末にインストールします。
- 指定されたバージョン(ここでは2.11.20)のAWS CLIをインストールします。
asdf list awscli
- インストールされているAWS CLIのバージョンをリストアップします。このコマンドを実行することで、インストールされているバージョンを確認できます。
asdf local awscli 2.11.20
- 現在のディレクトリ(または親ディレクトリ)のみで使用するAWS CLIのバージョンを指定します。このコマンドを実行すると、指定したバージョンが現在のディレクトリに関連付けられ、そのディレクトリ内でAWS CLIを使用できるようになります。
aws --version
- インストールされているAWS CLIのバージョンを表示します。これにより、AWS CLIが正しくインストールされているかどうか、およびそのバージョンが表示されます。
おわりに
今日は、asdfを使用したAWS CLIコマンドのインストール方法をご紹介しました。
ソフトウェアをインストールする際は、asdfでインストールできるかを確認するとよいと思います。バージョン依存のコマンドを使用しないといけない場面を考えると、asdfでバージョン切り替えをできるようにしておくと開発体験の向上が見込めると思います。
何か質問や相談があれば、遠慮なくコメントしてください。また、エンジニア案件についても、いつでも相談にのっていますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)
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