【Claude Code 連載 第31回】Desktop application(desktop / 完全リファレンス)

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【Claude Code 連載 第31回】Desktop application(desktop / 完全リファレンス) 用語解説
【Claude Code 連載 第31回】Desktop application(desktop / 完全リファレンス)
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よっしー
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こんにちは。よっしーです(^^)

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背景

この連載では、Claude Codeの公式ドキュメントを1ページずつ読み解いていきます。公式ドキュメントは情報が網羅されている分、「結局どの機能を、どんな場面で使えばいいのか」は自分で考える必要があり、読むのに意外と時間がかかります。そこで、私が実務で使うために読み込んだ内容を「使う場面→実例コード」の順に整理して残していくことにしました。専門家の解説というより、一次情報を読んだ記録です。推測や動作を確認していない部分には、その都度そう書きます。

一言でいうと何か

第30回の入門で扱ったデスクトップアプリ Code タブの、機能を網羅した詳細リファレンスです。Git 分離による並列セッション、ドラッグ&ドロップのペイン配置、統合ターミナルとファイルエディター、サイドチャット、コンピュータ使用(画面制御)、電話からの Dispatch セッション、ビジュアル diff レビュー、アプリのライブプレビュー、PR 監視、コネクタ、そしてエンタープライズ設定までを扱います。実運用でデスクトップアプリを使い込むための操作・設定の解説がまとまっています。

どういう場面で役立つか

複数のタスクを GUI で並行して進めたいとき。各セッションは独自のコンテキストと変更を持ち、Git リポジトリでは Git worktree でプロジェクトの独立コピーを取得するため、コミットするまで互いに干渉しません。

作った変更をビジュアルに検証しながら進めたいとき。diff ビューで行単位にコメントして修正させる、埋め込みブラウザで dev サーバーを起動してアプリをプレビューし Claude 自身に変更を検証させる、PR を開いた後に CI を監視して自動修正・自動マージする、といった GUI ならではの操作ができます。

実行環境を柔軟に選び、チームやエンタープライズで統制したいとき。Local・Remote(クラウド)・SSH・WSL を選べ、管理設定で権限モードの制限・SSH 接続の配布や許可リスト・MCP の一括配布などを行えます。

不要・向かないケース:スクリプト・自動化・--print などのヘッドレス用途やターミナルワークフローが中心なら CLI が向きます(Desktop はインタラクティブのみで、--print/--output-format やエージェントチームは非対応)。またコンピュータ使用は macOS/Windows の研究プレビューで Pro/Max のみ、Team/Enterprise では使えません。サードパーティプロバイダーは既定では非対応で、別途ゲートウェイ接続や Claude Desktop on 3P が必要です。

主要機能と設定の実例

前提とセッションの4設定

Windows で初回に Code タブを使うには Git for Windows が必要で、多くの Mac は Git を同梱します。最初のメッセージ送信前に、プロンプト領域で4つを設定します。実行場所を決める環境(Local/Remote/SSH/WSL)、作業対象のプロジェクトフォルダ(クラウドは複数リポジトリ可)、モデル、そして自律性を決める権限モードです。モデルと権限モードはセッション中も変更できます。

権限モードとコード操作

権限モードは、Claude が編集やコマンド実行の前に確認するかどうかを制御します。Manual(既定・都度確認)、Accept edits(ファイル編集と一部のファイル系コマンドを自動受理)、Plan(編集せず方針提案)、Auto(バックグラウンド安全チェック付きで実行、Opus 4.6/Sonnet 4.6 以降が必要)、Bypass permissions(プロンプトなし。CLI の --dangerously-skip-permissions 相当で、サンドボックス環境専用)があります。新規ローカルセッションの既定は設定ファイルの permissions.defaultMode で変えられ、セレクタの選択はフォルダごとに記憶されます。プロンプトボックスでは @ でファイルを取り込み(クラウド/WSL では不可)、画像や PDF を添付でき、停止ボタンでの即中断や、実行を止めずに修正を送る「操舵」ができます。

アプリプレビューと外部サイト閲覧

Claude は dev サーバーを起動して Browser ペインで開き、API エンドポイントのテストやログ確認、変更の反復ができます(編集後の自動検証つき)。Browser ペインはタブ付きブラウザで、ドキュメントや issue トラッカーなど外部サイトも開けます(macOS は Cmd+Shift+B、Windows は Ctrl+Shift+B)。外部ページでは、全モード共通の安全分類器による書き込みアクションの確認と、Auto/Bypass 以外でのドメイン許可リストチェックが加わります。外部サイトで初めてアクションする際は Allow once/Always allow/Deny を選べ、承認済みでも購入・アカウント作成・CAPTCHA 回避は行いません。個人ブラウザのログインを共有したい場合は Browser ペインでなく Claude in Chrome 拡張を使います。組織は管理設定の browserExternalPageToolsdisableBrowserExternalNavigation で外部閲覧を制限できます。

diff レビュー・コードレビュー・PR 監視

Claude がファイルを変更すると +12 -1 のような diff 統計が出て、クリックで diff ビューを開けます。行をクリックしてコメントし、まとめて送信(macOS Cmd+Enter、Windows Ctrl+Enter)すると Claude が反映します。ツールバーの Review code で、コミット前にコンパイルエラー・明確なロジックエラー・セキュリティ脆弱性・明白なバグに絞った評価をさせられます(スタイルやリンター検出項目は対象外)。PR を開くと CI ステータスバーが出て、Auto-fix(失敗を読み取り自動修正)と Auto-merge(全チェック成功でスカッシュマージ)をトグルできます。PR 監視には GitHub CLI(gh)のインストールと認証が必要です。

ワークスペース・ターミナル・並列セッション

チャット・diff・ブラウザ・ターミナル・ファイルなどのペインを自由に配置でき、Ctrl+\`` で統合ターミナルを開けます(Claude と同じ作業ディレクトリ・環境を共有、ローカルのみ)。ビューモード(Normal/Verbose/Summary)は Ctrl+Oで切り替え、全ショートカットはCmd+/(Win は Ctrl+/)で確認できます。並列作業は + New session(Cmd+N)で、Ctrl+Tabでセッションを巡回します。Git リポジトリでは各セッションが worktree(既定は<project-root>/.claude/worktrees/)を取得し、PR マージ/クローズ後に自動アーカイブする設定もあります。メインを脱線させずに質問する**サイドチャット**は Cmd+;(または /btw`)で開けます。

コンピュータ使用(画面制御)

コンピュータ使用は、Claude がアプリを開いて画面を制御し、ネイティブアプリやモバイルシミュレータ、API のない独自ツールなどを操作する機能です(macOS/Windows の研究プレビュー、Pro/Max、既定オフ)。有効化はアプリ更新後に Settings > General のトグルをオンにし、macOS では Accessibility と Screen Recording の権限を付与します。Claude はまずコネクタ→Bash→Claude in Chrome の順に正確なツールを試し、他に届かないものだけをコンピュータ使用に回します。アプリごとに「ビューのみ/クリックのみ/フルコントロール」の層が固定され、初回使用時にセッション単位(Dispatch 生成セッションは30分)で承認します。サンドボックス化された Bash と違い実際のデスクトップで動くため、安全ガイドの確認が推奨されています。

拡張とプレビューサーバー設定

外部サービスは + ボタンの Connectors から接続でき(ローカル/SSH。クラウド/WSL では不可、代わりに Routines で設定)、コネクタは GUI 付きの MCP サーバーです。/ で組み込みコマンド・スキル・プラグインを呼べ、プラグインは GUI からインストールできます。dev サーバー設定は選択フォルダ直下の .claude/launch.json に保存されます。

{
  "version": "0.0.1",
  "configurations": [
    {
      "name": "my-app",
      "runtimeExecutable": "npm",
      "runtimeArgs": ["run", "dev"],
      "port": 3000
    }
  ]
}

nameruntimeExecutableruntimeArgsport のほか、作業ディレクトリ cwd、環境変数 env(リポジトリにコミットされるためシークレットは入れない)、ポート競合時の挙動 autoPort、単体スクリプトを node で走らせる program/args などを指定できます。編集後の自動検証を切るには同ファイルに "autoVerify": false を加えます。

{
  "version": "0.0.1",
  "autoVerify": false,
  "configurations": [...]
}

環境設定(Local/Cloud/SSH)とエンタープライズ

ローカルセッションの環境変数は、環境ドロップダウンの Local のギアアイコンから開くローカル環境エディタで設定します(マシンに暗号化保存され、全ローカルセッションと dev サーバーに適用)。拡張思考は既定オンで、MAX_THINKING_TOKENS0 にすると無効化できます(適応的推論モデルでは無視されるなどの例外あり)。クラウドセッションはアプリを閉じても継続し、サブスク上限にカウントされます。SSH は環境ドロップダウンの + Add SSH connection から Name/Host/Port/Identity File を設定して接続でき、初回接続時に Claude Code が自動インストールされます。管理者は管理設定で SSH 接続を配布できます。

{
  "sshConfigs": [
    {
      "id": "shared-dev-vm",
      "name": "Shared Dev VM",
      "sshHost": "user@dev.example.com",
      "sshPort": 22,
      "sshIdentityFile": "~/.ssh/id_ed25519",
      "startDirectory": "~/projects"
    }
  ]
}

接続先を制限するには sshHostAllowlist(管理設定からのみ読まれ、Desktop アプリのみが尊重。CLI の ssh は制限しない)を使います。

{
  "sshHostAllowlist": ["*.devboxes.example.com", "bastion.example.com"]
}

エンタープライズでは、管理コンソール(Code in the desktop/web、Remote Control、Bypass 無効化)、管理設定ファイル(disableAutoModesshConfigsmanagedMcpServers など)、MDM/グループポリシー、ネットワーク許可ドメイン、SSO などで統制します。管理設定はユーザー/プロジェクト設定を上書きし、ローカル/クラウド/SSH のどこで動くかで到達する設定が異なります。ドメイン一覧や各キーの詳細は公式ページを参照してください。

CLIから来た人向けと移行

Desktop と CLI は同じエンジンで、同じマシン・同じプロジェクトで同時に使え、CLAUDE.md・MCP・フック・スキル・設定を共有します。CLI セッションを Desktop へ移すには、ターミナルで /desktop を実行します(macOS/Windows のみ、claude.ai サブスク認証時、API キーや Bedrock/GCP/Foundry では不可)。CLI フラグの多くには GUI 相当があり(--model→モデルドロップダウン、--permission-mode→モードセレクタ、--verbose→Verbose ビュー等)、--print/--output-format やエージェントチームなど一部は Desktop 非対応です。クラウドセッションが作ったブランチをローカルで開くときは次のようにフェッチします。

git fetch origin <branch-name>
git checkout <branch-name>

まとめ

このリファレンスは、デスクトップアプリ Code タブの全機能を扱います。並列セッション(worktree 分離)・diff レビュー・アプリプレビュー・PR 監視・コンピュータ使用・サイドチャットといった GUI 操作と、Local/Remote/SSH/WSL の環境設定、.claude/launch.json による dev サーバー設定、そして管理設定・SSH 統制・ネットワーク・SSO などのエンタープライズ設定が要点です。CLI と設定を共有し /desktop で移行でき、スクリプト/ヘッドレス用途やサードパーティプロバイダーは CLI 側や別構成が必要という住み分けを押さえておくとよいでしょう。

次回は、これまで対にしてきた未執筆ページ(Linux 版・WSL・Desktop スケジュール済みタスクなど)か、あるいは残る引き継ぎ課題(第5回欠番の補完・第1/2回の照合)に着手する予定です。


この記事は執筆時点の公式ドキュメントに基づいています。最新の情報は必ず公式ドキュメントをご確認ください。

よっしー
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何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。

それでは、また明日お会いしましょう(^^)

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