こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、Homebrewを複数アカウントで使用する方法についてご紹介します。
背景
業務の関係で、Macのアカウントを複数作成して、アカウントごとにbrewを使用したい場面がありましたので、その時の対処法方法をご紹介します。
brewのバックアップ
複数アカウントにbrewをインストールする前に、管理者アカウントで使用していたbrewのバックアップと取得しておきます。これは、もし問題が発生したときに、brewをアンインストールして、再インストールすることを想定しています。
brewのバックアップは下記のコマンドで取得できます。
brew bundle dump
下記のファイルが作成されていれば成功です。
Brewfile
補足
このファイルが存在するディレクトリで、下記のコマンドを実行すると、brewによるインストールができます。
brew bundle
アカウントのホームディレクトリにインストール
brewを使用したいアカウントのホームディレクトリに移動して、下記のコマンドを実行するとbrewがインストールできます。
cd ~
mkdir .homebrew
curl -L https://github.com/Homebrew/brew/tarball/master | tar xz --strip 1 -C .homebrew
インストールが完了したら、~/.zshrc に下記の設定を追記します。
export PATH=$HOME/.homebrew/bin:$PATH
export HOMEBREW_CACHE=$HOME/.homebrew/caches
追記が完了したら、下記のコマンドを実行します。
source ~/.zshrc
下記のコマンドを実行すると、ホームディレクトリにbrewがインストールされていることが確認できます。
% which brew
~/.homebrew/bin/brew
解説
ちなみに、公式サイトでは、複数インストールは未サポートになっています。詳しくは下記のサイトを御覧ください。
これを書いたあとに気づいたのですが、どうも下記の方法が一番良さそうです。
brewコマンドを使用するための専用のアカウントを用意する。
使用するときは、下記のエイリアスを設定して使用する。
alias brew='sudo -Hu 専用アカウント brew'
下記のサイトを参考にしました。
おわりに
今日は、Homebrewを複数アカウントで使用する方法についてご紹介しました。
brewの公式サイトでは、/opt/homebrew/ にインストールして使用することを推奨しているようですが、もし複数アカウントごとに使用しないといけない場面がありましたら、本記事を参考にしてみてください。
何か質問や相談があれば、遠慮なくコメントしてください。また、エンジニア案件についても、いつでも相談にのっていますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)
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