bash入門：グローバル変数が必要な場合は、読み取り専用にする

ノウハウ

2024.01.27

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よっしー

こんにちは。よっしーです(^^)

今日は、bashにおける書き方についてご紹介します。

背景
グローバル変数が必要な場合は、読み取り専用にする
おわりに

背景

bashにおける書き方について調査する機会がありましたので、その備忘として残しています。

グローバル変数が必要な場合は、読み取り専用にする

Bashスクリプトにおいて、グローバル変数を読み取り専用（readonly）にする理由はいくつかあります。

誤った変更を防ぐ:

グローバル変数が読み取り専用に設定されていると、スクリプト内の他の部分で誤ってその変数の値を変更することが防がれます。誤った変更があると、スクリプトの動作が予測不能になり、バグの原因となります。読み取り専用にすることで、変数の値がスクリプト内で一貫して維持されます。

コードの安全性向上:

特に大規模で複雑なスクリプトでは、多くの変数が関与することがあります。読み取り専用に設定することで、意図せぬ変更から保護され、スクリプトの安全性が向上します。

メンテナンスの容易性:

スクリプトが他の開発者やメンテナンス担当者によって読まれ、修正される場合、読み取り専用の変数は変更されるべきでないことを示唆します。これにより、コードベースの理解が容易になり、予期せぬ変更が防がれます。

以下は、グローバル変数を読み取り専用に設定する例です：

#!/bin/bash

# 読み取り専用のグローバル変数
readonly global_variable="I am a readonly global variable"

my_function() {
    # 読み取り専用変数は関数内でも利用できますが、変更はできません
    echo "Inside function: $global_variable"
    # global_variable="New value"  # この行を有効にするとエラーになります
}

my_function

echo "Outside function: $global_variable"

# global_variable="New value"  # この行を有効にするとエラーになります

この例では、global_variableが読み取り専用になっており、関数内で変更しようとするとエラーになります。読み取り専用にすることで、変数の安全な使用が確保されます。