
こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、bashにおける書き方についてご紹介します。
背景
bashにおける書き方について調査する機会がありましたので、その備忘として残しています。
概要
これを使用せずに、
cd "${foo}"
[...]
cd ..
下記のコードを使用する。
(
cd "${foo}"
[...]
)
もしくは、pushdやpopdを利用する。
pushd "${foo}"
[...]
popd
解説
サブシェル
(
cd "${foo}"
[...]
)
このコードは、サブシェル(サブシェル内のコマンド群)でcdコマンドを使用して、一時的にディレクトリを変更してからそのディレクトリ内で別のコマンドや処理を行うための構造です。この構造の利点は、サブシェル内でのcdがサブシェル内のみに影響を与え、親プロセス(このサブシェルを呼び出したプロセス)のカレントディレクトリには影響を与えないことです。
具体的な説明:
(と)で囲まれたコマンドは、サブシェル内で実行されます。サブシェルは親プロセスとは独立しており、サブシェルでの変更は親プロセスには影響を与えません。cd "${foo}"は、変数fooの値に指定されたディレクトリに移動します。この移動はサブシェル内でのみ有効です。[...]は、サブシェル内で実行される他のコマンドや処理です。[...]には実際のコードが入ります。
このコードの目的は、foo で指定されたディレクトリ内で [...] の処理を行うことです。そして、サブシェルから抜けると、親プロセスのカレントディレクトリは変更されていません。
これは、一時的なディレクトリの変更が必要で、かつその変更がスコープを超えない場合に便利です。例えば、シェルスクリプト内で一時的に特定のディレクトリで処理を行ったりする際に使用されます。
pushdとpopd
pushd "${foo}"
[...]
popd
このコードは、pushdとpopdを使用してディレクトリのスタックを利用しています。これらのコマンドはディレクトリをスタックにプッシュ(追加)したりポップ(取り出したり)することができるので、一時的なディレクトリの変更を行うのに便利です。
具体的な説明:
pushd "${foo}"は、指定されたディレクトリ${foo}に移動すると同時に、そのディレクトリをディレクトリスタックに追加します。[...]は、ディレクトリ${foo}で行われる他のコマンドや処理です。popdは、ディレクトリスタックのトップにあるディレクトリに移動し、同時にそのディレクトリをディレクトリスタックからポップします。
このコードの目的は、${foo} で指定されたディレクトリ内で [...] の処理を行うことです。そして、その処理が終わったら、ディレクトリスタックから元のディレクトリに戻ります。
pushdとpopdを使用することで、一時的なディレクトリの変更を行いつつ、元のディレクトリに戻りやすくなります。これは、スクリプト内でディレクトリを一時的に変更する場合や、一時的なディレクトリの処理が必要な場面で利用されます。
おわりに
今日は、bashにおける書き方についてご紹介します。

何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)


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