GCP入門： Terraform を使用した IaC

今日は、TerraformでGCPのリソース作成について解説しています。

背景

下記のサイトを参考に実施したときの内容を自身のGCPプロジェクトに適用したときの内容を備忘として残しました。

実施内容

下記の手順で実施しました。

mkdir `作業ディレクトリ`

cd `作業ディレクトリ`

# terraformのバージョン指定
asdf local terraform 1.9.2

# terraformのバージョン確認
terraform --version

asdf local gcloud 482.0.0

asdf local python 3.12.4

# gcloudのバージョン確認
gcloud --version

# 操作アカウントの設定
gcloud config set account `アカウント`

# 操作アカウントの確認
gcloud config get-value account

# プロジェクト新規作成
gcloud projects create `プロジェクト`

# プロジェクトの情報確認
gcloud projects describe `プロジェクト`

# 請求先アカウントの確認
gcloud beta billing accounts list

# 請求先アカウントのリンク
gcloud beta billing projects link `プロジェクト` --billing-account=`請求先アカウント`

# tfファイル作成
touch main.tf

% cat main.tf 
terraform {
  required_providers {
    google = {
      source  = "hashicorp/google"
    }
  }
}

provider "google" {
  project = "プロジェクト"
  region  = "us-west1"
  zone    = "us-west1-c"
}

resource "google_compute_network" "vpc_network" {
  name = "terraform-network"
}

# 初期化
terraform init

# 実行プランの作成
terraform plan

# 変更を適用
terraform apply

# 状態ファイルの確認
terraform show

# リソースの破棄
terraform destroy

解説

main.tf

このTerraformコードは、Google Cloud Platform (GCP)上にVirtual Private Cloud (VPC)ネットワークを作成するための設定を定義しています。以下、各セクションの解説です：

1. terraform ブロック:

• 使用するプロバイダーを指定します。
• ここでは、GoogleクラウドプロバイダーのバージョンR3.5.0を使用することを指定しています。

1. provider "google" ブロック:

• GCPプロバイダーの設定を行います。
• project: 使用するGCPプロジェクトIDを指定します。
• region: リソースを作成するデフォルトのリージョン（”us-west1″）を設定します。
• zone: リソースを作成するデフォルトのゾーン（”us-west1-c”）を設定します。

1. resource "google_compute_network" "vpc_network" ブロック:

• GCP上にVPCネットワークリソースを作成します。
• name: 作成するVPCネットワークの名前を”terraform-network”と指定しています。

このコードを実行すると、指定されたGCPプロジェクト内に”terraform-network”という名前のVPCネットワークが作成されます。

おわりに

今日は、 TerraformでGCPのリソース作成について解説しました。