
よっしー
こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、SvelteKitのリファレンスについて解説しています。
背景
SvelteKitのリファレンスについて調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。
$service-worker
import { base, build, files, prerendered, version } from '$service-worker';
このモジュールはサービスワーカーでのみ利用可能です。
解説
SvelteKitのサービスワーカー内で使用できる特殊なモジュール$service-worker
について説明しています。
- サービスワーカー専用:
- このモジュールはサービスワーカー内でのみ使用できます
- 通常のSvelteコンポーネントやページからはアクセスできません
- 提供される値:
base
– アプリケーションのベースパスbuild
– ビルドファイルに関する情報files
– 静的ファイルに関する情報prerendered
– プリレンダリングされたページの情報version
– アプリケーションのバージョン情報
- 用途:
- これらの値はサービスワーカーでのキャッシュ戦略の実装に役立ちます
- 例えば、新しいバージョンがデプロイされたときに古いキャッシュを消去するなどの処理が可能になります
サービスワーカーは、オフライン機能の提供やパフォーマンス向上のためのキャッシュ戦略の実装に使用され、このモジュールはそれらの実装を支援するための情報を提供します。
version
config.kit.version
を参照してください。サービスワーカー内で一意のキャッシュ名を生成するのに役立ちます。これにより、アプリの後続のデプロイメントで古いキャッシュを無効化することができます。
const version: string;
解説
SvelteKitのサービスワーカーモジュール内で利用可能なversion
変数について説明しています。
version
の内容:- アプリケーションのバージョン情報を含む文字列です
- この値は
config.kit.version
設定から取得されます
- 主な用途:
- サービスワーカー内でキャッシュ名を一意に生成するために使用されます
- バージョンが変わると、新しいキャッシュが作成され、古いキャッシュを無効化できます
- キャッシュ管理の重要性:
- アプリケーションが更新されたとき、新しいバージョンのファイルが正しく配信されるようにするために重要です
- バージョン管理されたキャッシュがないと、古いファイルが提供され続ける可能性があります
- 型情報:
version
は文字列(string)として定義されています
この変数は、サービスワーカーのキャッシュ戦略を実装する際の重要な要素です。一般的な使用例としては、キャッシュ名にcache-v${version}
のようにバージョンを含めることで、新しいデプロイメント時に古いキャッシュを自動的に無効化することができます。
おわりに
今日は、 SvelteKitのリファレンスについて解説しました。

よっしー
何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)
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