bash入門：グローバル変数よりも関数内のローカル変数を優先する

ノウハウ

2024.01.26

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よっしー

こんにちは。よっしーです(^^)

今日は、bashにおける書き方についてご紹介します。

背景
グローバル変数よりも関数内のローカル変数を優先する
おわりに

背景

bashにおける書き方について調査する機会がありましたので、その備忘として残しています。

グローバル変数よりも関数内のローカル変数を優先する

Bashスクリプトにおいて、関数内でのローカル変数がグローバル変数よりも優先する理由は、主に以下の点が挙げられます。

スコープの明確化:

関数内で変数がローカルである場合、その変数は関数内でのみ有効であり、関数外のコードとは隔離されます。これにより、変数のスコープが明確になり、関数外のコードで同じ名前の変数と衝突する可能性が低減します。

変数の隔離:

関数内でのローカル変数は、関数が終了すると同時に破棄されます。これにより、関数内での処理で使用される変数が他の部分に影響を与えることがなくなります。グローバル変数はスクリプト全体で利用されるため、予期せぬ副作用を避けるためにはローカル変数が適しています。

コードの理解性向上:

関数内でのローカル変数を使用することで、コードがより理解しやすくなります。関数が自己完結しており、外部の状態に依存しないため、関数を理解するのが容易になります。

例えば、以下はローカル変数がグローバル変数を優先するケースの例です：

#!/bin/bash

global_variable="I am global"

my_function() {
    local local_variable="I am local"
    echo "Inside function: $local_variable"
    echo "Inside function, accessing global variable: $global_variable"
}

my_function

echo "Outside function, accessing global variable: $global_variable"
# グローバル変数の値が表示されますが、関数内でのローカル変数は関数外ではアクセスできません

この例では、関数内でlocal_variableというローカル変数があり、関数外でのglobal_variableとは別扱いとなっています。関数外でのecho文では関数内のローカル変数にはアクセスできず、グローバル変数の値が表示されます。