Redis入門:Sorted Set について -Vol.3-

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Redis入門:Sorted Set について -Vol.3- ノウハウ
Redis入門:Sorted Set について -Vol.3-
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よっしー
よっしー

こんにちは。よっしーです(^^)

今日は、RedisのSorted Setについてご紹介します。

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背景

RedisのSorted Setを使ったランキングを実装する機会があったので、そのときの内容を備忘として残しています。

動作環境について

動作環境の構築については下記の記事を参考にしています。

Sorted Set とは

Redisのソート済みセット (Sorted Set) は、Redisのデータ型の一つで、一意の文字列をスコアによってソートされた集合として表現します。以下にソート済みセットについて詳しく説明します。

  • 要素とスコアの関連性:
    • ソート済みセットの要素は、スコアに関連したハッシュ値を持っています。
    • スコアを用いて要素を順番に並べます。
  • 要素の追加とスコアの更新:
    • ZADD コマンドを使用して、新しい要素をソート済みセットに追加できます。
    • 既存の要素に対して異なるスコアを指定して ZADD を呼ぶと、要素が正しい場所に再挿入されます。
  • 要素の取得:
    • ZRANGE コマンドを使用して、ソート済みセット内の要素を範囲で取得できます。
    • ZRANGEBYSCORE コマンドを使用して、あるスコアの範囲で要素を取得または削除できます。
  • 要素数の制限:
    • Redisソート済みセットの要素数の最大値は 2^32-1(4294967295、1つのセット辺り4億)です。
  • 実装の詳細:
    • Redisセット型はスキップリストとハッシュ表の2つのデータ構造を用いて実装されています。
    • 要素が追加されると、要素とスコアの間のマッピングがハッシュ表に追加されます。
    • スコアと要素の間のマッピングはスキップリストに追加され、順番に並べられます。
  • 注意点:
    • ソート済みセットはすでに順番に並んでいますが、異なる並び順を得るために SORT コマンドが使えることを覚えておいてください。

詳細なコマンドの使用方法や例については、公式ドキュメントを参照してください。

データの取得

ZRANGEコマンドは、Redisのソート済みセット(Sorted Set)から要素を範囲で取得するためのコマンドです。以下に、ZRANGEコマンドの詳細と使用方法を説明します。

  • 基本構文:ZRANGE key start stop [WITHSCORES]
    • key: ソート済みセットのキー。
    • startstop: 取得する要素の範囲を指定します。インデックス(ランク)、スコア、または辞書順で指定できます。
    • WITHSCORES: スコアも一緒に取得する場合に指定します。
  • 動作:
    • 指定された範囲の要素を取得します。
    • インデックスは0から始まり、最初の要素が0、次の要素が1、といった順番です。
  • :
    • ソート済みセット myset の最初から3つの要素を取得:ZRANGE myset 0 2
    • スコアも一緒に取得する場合:ZRANGE myset 0 2 WITHSCORES
  • 注意点:
    • スコアの範囲で要素を取得したい場合は、ZRANGEBYSCORE コマンドを使用します。

詳細なコマンドの使用方法や他のオプションについては、公式ドキュメントを参照してください。

具体例

ZRANGEコマンドは、Redisのソート済みセット(Sorted Set)から要素を範囲で取得するためのコマンドです。以下に、ZRANGEコマンドの具体的な使用例を示します。

  1. 単一の要素を取得:ZADD myset 10 "apple" ZRANGE myset 0 0
    • ソート済みセット myset の最初の要素を取得します。
  2. 複数の要素を範囲で取得:ZADD myset 20 "banana" 30 "cherry" 40 "date" ZRANGE myset 1 2
    • ソート済みセット myset の2番目から3番目の要素を取得します。
  3. スコアも一緒に取得:ZRANGE myset 0 2 WITHSCORES
    • ソート済みセット myset の最初から3つの要素とそれに対応するスコアを取得します。
  4. 逆順で要素を取得:ZREVRANGE myset 0 1
    • ソート済みセット myset の最後から2つの要素を逆順で取得します。
  5. スコアの範囲で要素を取得:ZRANGEBYSCORE myset 20 30
    • ソート済みセット myset のスコアが20から30の要素を取得します。
  6. スコアの範囲と件数を制御:ZRANGEBYSCORE myset 20 40 LIMIT 1 2
    • ソート済みセット myset のスコアが20から40の要素を1つ目から2つだけ取得します。

詳細なコマンドの使用方法や他のオプションについては、公式ドキュメントを参照してください。

おわりに

今日は、RedisのSorted Setについてご紹介しました。

よっしー
よっしー

何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。

それでは、また明日お会いしましょう(^^)

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