よっしー
こんにちは。よっしーです(^^)
今日は、RedisのSorted Setについてご紹介します。
背景
RedisのSorted Setを使ったランキングを実装する機会があったので、そのときの内容を備忘として残しています。
動作環境について
動作環境の構築については下記の記事を参考にしています。
Sorted Set とは
Redisのソート済みセット (Sorted Set) は、Redisのデータ型の一つで、一意の文字列をスコアによってソートされた集合として表現します。以下にソート済みセットについて詳しく説明します。
- 要素とスコアの関連性:
- ソート済みセットの要素は、スコアに関連したハッシュ値を持っています。
- スコアを用いて要素を順番に並べます。
- 要素の追加とスコアの更新:
ZADD
コマンドを使用して、新しい要素をソート済みセットに追加できます。- 既存の要素に対して異なるスコアを指定して
ZADD
を呼ぶと、要素が正しい場所に再挿入されます。
- 要素の取得:
ZRANGE
コマンドを使用して、ソート済みセット内の要素を範囲で取得できます。ZRANGEBYSCORE
コマンドを使用して、あるスコアの範囲で要素を取得または削除できます。
- 要素数の制限:
- Redisソート済みセットの要素数の最大値は 2^32-1(4294967295、1つのセット辺り4億)です。
- 実装の詳細:
- Redisセット型はスキップリストとハッシュ表の2つのデータ構造を用いて実装されています。
- 要素が追加されると、要素とスコアの間のマッピングがハッシュ表に追加されます。
- スコアと要素の間のマッピングはスキップリストに追加され、順番に並べられます。
- 注意点:
- ソート済みセットはすでに順番に並んでいますが、異なる並び順を得るために
SORT
コマンドが使えることを覚えておいてください。
- ソート済みセットはすでに順番に並んでいますが、異なる並び順を得るために
詳細なコマンドの使用方法や例については、公式ドキュメントを参照してください。
同じ Scoreが登録された場合
Redisのソート済みセット(Sorted Set)において、スコアが同じ場合の挙動は以下の通りです。
- 要素の順序:
- スコアが同じ場合、要素は辞書順(アルファベット順)で並べられます。
- つまり、文字列の値が辞書的に大きい方が上位になります。
- スコアの一意性:
- ソート済みセットは一意の要素を持ちます。同じスコアを持つ要素は重複しないため、同じスコアの要素が複数存在することはありません。
例えば、以下のようにソート済みセットを操作できます:
- スコアと順位を別々に保存:
ZADD myset 1 "apple" ZADD myset 1 "banana" ZADD myset 2 "cherry"
- スコアでソート:
ZRANGE myset 0 -1
- 結果: “apple”, “banana”, “cherry”
スコアと順位の取り扱いは、具体的な要件に合わせて選択してください。
おわりに
今日は、RedisのSorted Setについてご紹介しました。
よっしー
何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また明日お会いしましょう(^^)
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