Svelte入門:リファレンス CLI -prettier-

スポンサーリンク
Svelte入門:リファレンス CLI -prettier- 用語解説
Svelte入門:リファレンス CLI -prettier-
この記事は約5分で読めます。
よっしー
よっしー

こんにちは。よっしーです(^^)

今日は、SvelteKitのリファレンスについて解説して います。

スポンサーリンク

背景

SvelteKitのリファレンスについて調査する機会がありましたので、その時の内容を備忘として記事に残しました。

CLIツール(sv)

コマンドラインインターフェース(CLI)であるsvは、Svelteアプリケーションの作成と保守のためのツールキットです。

prettierとは

Prettierは独自の考えに基づいたコードフォーマッターです。

使用方法

npx sv add prettier

導入されるもの

  • package.json内のスクリプト
  • .prettierignore.prettierrcファイル
  • eslintパッケージを使用している場合は、eslintの設定が更新されます

解説

Prettierは、コードの見た目を一貫性のある美しい形式に整えるためのツールです。「opinionated(独自の考えに基づいた)」とは、Prettierが独自のフォーマットルールを持っており、多くの設定オプションを提供する代わりに、決められた方法でコードを整形することを意味します。

npx sv add prettierコマンドを実行すると、Svelteプロジェクトに以下のものが追加されます:

  1. package.jsonにフォーマット関連のスクリプトが追加されます(例:npm run formatなど)
  2. プロジェクトルートに.prettierignore(Prettierが無視すべきファイルの指定)と.prettierrc(Prettierの設定ファイル)が作成されます
  3. すでにESLintを使用している場合は、ESLintとPrettierが競合しないように設定が自動的に更新されます

これにより、コードの書式を簡単に統一でき、チーム開発での見た目の一貫性を保ちやすくなります。

1. インストール後のコマンド実行

Prettierをプロジェクトに追加した後、以下のコマンドでコードをフォーマットできます:

# package.jsonに追加されたスクリプトを使用する場合
npm run format

# または直接npxで実行する場合
npx prettier --write .

2. 特定のファイルのフォーマット

# 特定のファイルをフォーマット
npx prettier --write src/routes/index.svelte

# 特定のディレクトリ内のすべてのSvelteファイルをフォーマット
npx prettier --write "src/**/*.svelte"

3. フォーマットのチェックのみ(変更なし)

# コードがPrettierのルールに従っているかチェックするだけ(変更はしない)
npx prettier --check .

4. .prettierrcの設定例

.prettierrcファイルでは、以下のようにPrettierの動作をカスタマイズできます:

{
  "semi": false,
  "singleQuote": true,
  "tabWidth": 2,
  "trailingComma": "none",
  "printWidth": 100,
  "plugins": ["prettier-plugin-svelte"],
  "pluginSearchDirs": ["."],
  "overrides": [{ "files": "*.svelte", "options": { "parser": "svelte" } }]
}

この設定では:

  • セミコロンを省略
  • シングルクォートを使用
  • タブ幅を2スペースに設定
  • 末尾のカンマを省略
  • 1行の最大文字数を100に設定
  • Svelte用のプラグインを使用

5. CIでの活用例

継続的インテグレーション(CI)のworkflowファイル例:

jobs:
  format:
    runs-on: ubuntu-latest
    steps:
      - uses: actions/checkout@v3
      - uses: actions/setup-node@v3
        with:
          node-version: '18'
      - run: npm ci
      - run: npm run format:check

これにより、プルリクエストごとにコードフォーマットが正しいかチェックできます。

6. エディタとの連携

多くのエディタでは、ファイル保存時に自動的にPrettierを実行するように設定できます。例えばVS Codeでは、settings.jsonに以下を追加:

{
  "editor.formatOnSave": true,
  "editor.defaultFormatter": "esbenp.prettier-vscode"
}

Prettierを導入することで、チーム内でのコードスタイルの議論を減らし、一貫性のあるコードベースを維持できます。

おわりに 

今日は、 SvelteKitのリファレンスについて解説しました。

よっしー
よっしー

何か質問や相談があれば、コメントをお願いします。また、エンジニア案件の相談にも随時対応していますので、お気軽にお問い合わせください。

それでは、また明日お会いしましょう(^^)

コメント

タイトルとURLをコピーしました